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Buddy-相棒

 

He is my friend He is my buddyは違います。

バディーはただの友達関係とは違い、長い信頼関係の中で生まれてくる親友以上の間柄だと思います。

深み重みが違うかと思います。

皆様にはバディーがいますか?

アメリカに住んでいる私には今バディーと呼べる相棒はいないですね。 日本にはいます。

メジャーで大活躍してます大谷翔平選手には凄いバディーがいますよね。

今年も順調に大活躍していますが、バディーのサポートなしではなかなか達成できないパフォーマンスと成績ではないかと思います。

2月の自主トレ、スプリングトレーニングから始まり3月末のシーズン開幕から

10月のシーズン終了までずっと一緒。それだけではなくてオフシーズン中もずっとトレーニングや撮影、インタビューなどの仕事に付き合い、

おそらくプライベートも含めて一年中ほぼ一緒に行動しているのではないでしょうか?

水原一平さん。

通常メジャーリーガーの通訳はキャンプインの日から始まってシーズン終了日まででお努めは終わります。

殆どの通訳は球団が用意しますが、大物になって来ますと契約時に自分が連れてくる通訳を球団は受け入れてくれます。

10数年以上も前の話ですが、私はある日本人メジャーリーガーから頼まれて日系の野球好きで野球の経験がある青年を紹介したことがあります。

試合後にちゃんと面接もしてくれて通訳として受け入れてくれました。

ただ通訳だけの仕事よりも一緒にキャッチボールやトレーニングの相手もできる人の方がやっぱりいいんですよね。

野球が好きで野球用語にも精通している人。

 

今回はこのブログをいつも見てくださるスポギャラファンのためにちょっとだけ裏のお話をお漏らししますね。笑

10数年前の話ですので現在はもうちょっと金額は上がっているかと思いますが、

メジャーリーガーの通訳の給料は2月のキャンプから10月のシーズン終了までの契約で3万ドル=約360万円くらいです。【当時のレートです、今は物価高と円安ですので異なります】

9か月で一月当たり約40万円の給料ですからいい方じゃないかと普通の人は思います。

ただこの給料の中から23月のキャンプ中のアパート代や交通費、車代、ガソリン代、シーズン中の地元での生活アパート代などの支払いがあります。

そしてロード遠征中、相手チームの球場内クラブハウスで食事の提供やユニホームなどの洗濯、ロッカールームを快適に使わせてもらったお礼のチップを置いていく習慣があり、そのチップも自腹です。

例えばロードでNYヤンキースとの3連戦があり3試合目の試合終了後、各選手や通訳はそれぞれクラブハウスマネージャーにキャッシュでお礼のチップを渡すそうです。

そのチップはクラブハウスの料理人たちや掃除係り、ユニホームの洗濯係りや用具係、グラウンドキーパーらに分配されます。

気になるチップの金額ですが、選手それぞれの気持ちですので異なります。

当時のイチロー選手やデレクジーター選手等スタークラスで1日当たり$3003日お世話になったので$900—$1000おいていったそうです。

日本円で約12万円くらいです。

NYヤンキースの次の試合がボストンだったら同じように3試合目には12万円のチップを。

通訳は選手じゃないからチップはいらないかと言いますと通訳も食事や洗濯、クラブハウスロッカールームを使わせてもらうのでチップを置いていかねばいけないそうです。

通訳の人の場合は1日あたり$10013000円くらいだそうで3日で39000円。

9日のロード遠征の場合は13000X9日=117000円くらいの出費になります。

メジャーリーグのクラブハウスでは試合前と試合後に食事が用意されています。

試合後に食べて帰る選手もいれば、ほとんどの日本人選手は行きつけのレストランに試合後外食に出かけてホテルに自分で戻ります。

殆どの通訳の人は選手と一緒に外食するかクラブハウスで食事をする、またはタッパーに入れて持ち帰りホテルの部屋で食べるかです。

興味深い話をもう一つ、

メジャーリーガーたちは遠征中、球団からミ—ルフィー(食事代)として一日$150=20000円が支給されます。

6日の遠征だったら120000円。

遠征先のクラブハウスで食事が用意されていますが、もっと栄養を取っていいプレーをするように!みたいな意味が込められているのかも?

通訳もこのミ—ルフィーがメジャーリーガーと同じ金額支給されるそうです。

そうです遠征中には毎日20000円の食事代が出るんです! 出張手当費?とでもいいますか。

大体朝食、ブランチは自腹で払い、昼過ぎにクラブハウスに入れば食事があり、試合後も食事があります。

選手と一緒にランチに行ったり試合後の遅い夕食も選手が払ってくれるんでこのミ—ルフィー2万円は浮くんでは?

儲かるじゃん、貯金できるじゃんと言ったら、

チップや生活費、11月から2月はじめまでの収入なし生活費などを考えるとどっこいどっこいだそうです。

ただシーズン終了後には担当選手からチップももらえるとか。

通訳の給料は安いと知っている気の利いた選手は一年間支えてくれてありがとうと言う感謝の気持ちを込めて高額のチップを渡すそうです。

大谷翔平選手から一平ちゃんに渡すチップは$$$$$$$、想像を超える金額だと思います。

本来の通訳の仕事のほかに家から球場などの送迎運転手、練習のパートナー、登板日のルーティーン、試合中に対戦相手の情報などをいち早く調べてアイパッドで情報を与えたり、

キャンプ中や、試合中に他の選手から頼まれたものをロッカーに取りに行ってあげたり。

通訳、運転手、トレーナー、秘書、雑用係り、プライベートでのゲーム相手などなどブレインとして大活躍していますよね。

彼はとても気が利いて、いつも翔平ちゃんが何を望んでいるのかを先取りして尽くしていますよね。

奥さんみたいに。

翔平ちゃんが話す通訳の内容も短くわかりやすく、ちゃんと翔平ちゃんの日本語での気持ちをストレートにわかりやすく英語で伝えていますよね。

今年のWBCでもラーズヌートバー選手の通訳をはじめ、日本代表選手らに色々とメジャーのことなどアドバイスしたと思います。

2023WBC優勝にも凄く貢献したに違いありません。

日本ハムの外国人投手の通訳時代はいつも前髪が目にかかっていて下向いて歩いて暗い感じがしていましたが、エンジェルスの一平ちゃんは目を出していつも胸を張って前を向いて別人です。

垢ぬけても来ました。

日本ハム時代に翔平ちゃんはちゃんと一平ちゃんの仕事ぶりを見ていたんですね。

翔平ちゃんとの出会いが一平ちゃんの人生を変えたと言ってもいいと思います。

一平ちゃんという妻のおかげで翔平ちゃんのメジャーでの活躍も生まれたと思います。

彼にはもっとプライベートで新婚生活を楽しんでもらいたいですが、大谷翔平選手が引退するまではずっとサポートすることが自分の使命だと思っているのかも?

そんな感じがします。

もし来年エンジェルスを出て他の球団に行くとしてもこのバディーは必ず一緒だと思います。

大谷翔平選手の活躍は水原一平さんのファインプレーで成り立っていますよね。

グレートバディーです!

サンキューイッペイ!

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